乳製品・卵不使用、米粉で作る、アップルシナモンマフィンのレシピです。
たっぷりのりんごを混ぜ込んだ生地は、ヴィーガン&グルテンフリーとは思えないほどしっとりふわふわ!ナッツの入ったサクサクのクランブルとの相性も抜群です。
🍎レシピについて
- ヴィーガン&グルテンフリー!
乳製品・卵はもちろん、小麦も不使用です。キメの細かい日本の製菓用米粉を使っています。
*アメリカの小麦粉(All purpose flour: 中力粉)で作る場合の分量も記載しています。日本の製菓用米粉が手に入らない場合は、そちらを試してみて下さい。 - 簡単!
材料を混ぜたら、型に入れて焼くだけ。マフィン生地はボウル一つで作れます。 - しっとり&ふわふわ!
米粉でマフィンを作ってみたけど、お餅のようなベタッとした食感になってしまった、うまく膨らまずに固くなってしまった、という方も少なくないのではないでしょうか。
実は私もそのひとりです。このレシピの試作中にも、蒸しパンのような羊羹のようなマフィンを作っています。笑
しっとり&ふわふわの秘訣は、米粉にアーモンドプードルとデンプン(片栗粉やコーンスターチなど)を加えること。ベタついたり固くなることなく焼き上がります。
📝材料
マフィンに使用するものは黒字で、トッピングのクランブルに使用するものは白字で画像に記載しています。
材料についての補足
- 米粉
富澤商店 製菓用米粉
熊本製粉 九州ミズホチカラ パン用
の2種類で作ってみましたが、どちらも同じ分量で美味しく作ることができました。
原材料がうるち米のみで、粒子の細かい日本の製菓用米粉なら同じように作れると思います。他のブランドの米粉でうまくできた場合は、ぜひコメントで教えて下さい。
日本の製菓用米粉はキメが細かく、ふわっとした食感のマフィンに仕上がります。アメリカの米粉は、キメが粗く米の種類も違うため、残念ながら置き換えができません。ページ最後のレシピカードに小麦粉(All purpose flour)で作る場合の分量も記載していますので、参考にしてみて下さい。 - アーモンドプードル(Almond flour)
アーモンドを粉砕してパウダー状にしたもの。程よいしっとり感と、ナッツならではの香ばしい風味をプラスしてくれます。 - アロールート粉
クズウコンなどの熱帯植物の根の部分からとれるデンプンをパウダー状にしたものです。このレシピでは、コーンスターチや片栗粉でも代用できます。 - ココナッツシュガー
ココナッツの花の蜜から作られる甘味料です。黒糖に似た風味とコクがあります。ココナッツの味はほぼありません。 - オイル
クセのない液体のオイルならなんでもOKです。このレシピではアボカドオイルを使っています。 - 無調製豆乳
大豆と水だけのシンプルなものを使用していますが、アーモンドミルクやオーツミルクなど、お好みの植物性ミルクに置き換えてもOKです。 - ピーカンナッツ
トッピングのクランブルに食感をプラスするために加えています。クルミやカボチャの種など、お好みのナッツやシード類でOKです。
🥣作り方
このページの最後に、分量付きの材料リストと作り方の手順を記載したレシピカードがあります。
印刷用のフォーマットもあるのでご活用ください!
クランブル
マフィンやケーキの上にのっていると、ちょっと嬉しいクランブル。
作り方はとっても簡単で、材料を全て混ぜ合わせてそぼろ状にするだけ!オイル以外の材料を先に混ぜておいてから、最後にオイルを加えると混ぜやすいです。(画像①&②)
マフィン
マフィンの中に混ぜ込む分と、トッピングに使う分のりんごを先に準備します。
混ぜ込む分のりんごは、千切りスライサーかチーズグレーターの粗目で薄い千切り状にします。ピザ用チーズ(シュレッドチーズ)くらいの細かさが目安です。大根おろしのように完全にすりおろすと、水分が出すぎてマフィンがべちゃっとした焼き上がりになってしまうので気をつけて下さい。(画像③)
りんごが準備できたら、マフィンの生地を作ります。
液体類(Wet ingredients)を先に混ぜ合わせてから、粉類(Dry ingredients)を加えます。
豆乳、オイル、バニラエクストラクトを最初によく混ぜて、豆乳とオイルをしっかり乳化させて下さい。(画像④)
次に、残りの材料全てと、生地に混ぜ込む用に準備したりんごを加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜます。(画像⑤&⑥)
マフィン型に生地を入れてトッピングをのせたら、オーブンで焼いて出来上がりです。(画像⑦&⑧)
やきあがったら5〜10分ほどそのまま置いて粗熱を取り、型から外して冷まします。
このマフィンは、ふわふわ感を追求したため焼き上がりが特に繊細でデリケートです。崩れやすいので優しく扱って下さいね。
💡レシピのポイント
大きく膨らんだマフィンを作るコツ
- 生地をすり切りいっぱいまで入れる
カップ9〜10分目くらいまで生地を入れて、りんごとクランブルをのせて下さい。
*自立型のカップの場合はこぼれ出てしまうので、7-8分目くらいまで。 - 隣り合うスペースを空ける
オーブンや型に余裕があれば、隣り合うスペースを空けて生地を入れてみて下さい。生地に熱が伝わりやすくなってよく膨らみます。
🍏レシピカード
米粉のアップルシナモンマフィン(Apple Cinnamon Crumble Muffins)
Ingredients
クランブルトッピング
- 15 g 製菓用米粉 (Notes①)
- 15 g アーモンドプードル (Almond four)
- 10 g きび砂糖 (代用: 甜菜糖)
- 少々 シナモンパウダー
- 10〜15 g 刻んだピーカンナッツまたはクルミ (省いてもOK)
- 15 g アボカドオイル (代用: クセのない液体のオイル)
マフィン
- 150 g りんご (芯を取り除いた状態で、1個分くらい)
- 45 g 無調製豆乳 (大さじ3)
- 60 g アボカドオイル
- 5 ml バニラエクストラクト (小さじ1)
- 110 g 製菓用米粉 (Notes①)
- 45 g アーモンドプードル (Almond flour)
- 30 g アロールート粉 (コーンスターチまたは片栗粉)
- 45 g きび砂糖 (甜菜糖)
- 30 g ココナッツシュガーまたはブラウンシュガー (きび砂糖か甜菜糖)
- 小さじ 2 ベーキングパウダー
- 小さじ 1 シナモンパウダー
- 小さじ 1/4 塩
Instructions
クランブルトッピング
- 全ての材料を小鉢などでよく混ぜる。オイル以外の材料を先に混ぜておいて最後にオイルを入れると混ぜやすい。
マフィン
- オーブンを180C(350F)に予熱する。マフィン型にペーパーカップを入れておく。
- りんごは千切りスライサーか、チーズグレーターの粗目で薄い千切り状にする。どちらもない場合は、包丁で薄く千切りにする。(Notes②)
- 生地用のりんご120g分をスライスしたら、残りはトッピング用に1cm角切りにする。
- 大きめのボウルに無調製豆乳、オイル、バニラを入れて、豆乳とオイルが乳化するまでしっかり混ぜる。
- スライスしたりんご、残りの粉類をボウルに加えて、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
- 用意しておいたマフィン型に生地を入れ、トッピング用のりんごとクランブルをのせる。予熱しておいたオーブンで20-25分焼く。
小麦粉で作る場合
- クランブル… 米粉とアーモンドプードルを省いて、小麦粉(All purpose flour)25gに置き換える。マフィン… 豆乳を120gに増やす。米粉・アーモンドプードル・アロールート粉を省いて、小麦粉(All purpose flour) 180gに置き換える。ベーキングパウダーを小さじ1+1/2にする。作り方は米粉の場合とほぼ同じですが、小麦粉の方が少し早く焼き上がります。17〜18分くらいから様子を見てみて下さい。
Notes
の2種類で試しましたが、どちらも同じ分量で美味しくできました。
原材料がうるち米のみで、粒子の細かい日本の製菓用米粉なら同じように作れると思いますが、他のブランドのものは試していないのでご了承ください。 ②ピザ用チーズ(シュレッドチーズ)くらいの細かさが目安です。完全にすりおろさないようにして下さい。皮は剥いてもそのままでもOK。スライスした時に出てきた水分も一緒に入れてください。