シンミンツ（チョコミント）クッキー / Gluten Free & Vegan “Thin Mints” Girl Scout Cookies

アメリカ人なら誰もが知っているガールスカウトクッキー！
その中でも人気ナンバーワンのチョコミントクッキー “Thin Mints（シンミンツ）” をグルテンフリーで再現しました。
チョコミント好きさん必見のレシピです。

ガールスカウトクッキーって？

ガールスカウトクッキーは、アメリカのガールスカウトに所属する女の子たちが、活動資金集めのために売っているクッキーのことです。

アメリカに住んでいる人なら、スーパーの前などにテーブルやブースを広げてクッキーを売っているガールスカウトの女の子たちを見かけたことがあるのではないでしょうか？
もしくは、友達や会社の同僚家族にガールスカウトの子がいて、直接購入したことがあるなんて方もいるかもしれませんね。

ガールスカウトクッキーは全部で12種類あり（2024年調べ、ラインナップはその年によって変わることがあります）、毎年2〜4月ごろに販売されます。
どれも個性的で、ガールスカウトクッキーでしか味わえないものもあり、購入する側にとっても楽しみなイベントです。

“Thin Mints（シンミンツ）” って？

ガールスカウトクッキーの中で、人気ナンバーワンと言われているのが “Thin Mints（シンミンツ）”です。
ミント風味のチョコレートがコーティングされたココアクッキーで、アメリカのお菓子にしては甘さもミントの香りも控えめ。日本人の口にも合いやすいと思います。
わが家でも毎年必ず購入するガールスカウトクッキーです。

ガールスカウトクッキーの Thin Mints は小麦粉で作られていますが、こちらのレシピはグルテンフリーなので、アレルギーなどの理由で小麦を避けている方にもお勧めです。

レシピについて

• ヴィーガン＆グルテンフリー！
  乳製品・卵はもちろん、小麦も不使用で、ヴィーガン＆グルテンフリー。
  クッキーはアーモンド粉がベースになっています。
• 簡単３ステップ！
  「材料を混ぜる→型抜きして焼く→チョコでコーティングする」
  という３ステップで出来上がり。とっても簡単に作れます。
• チョコミント！
  甘くてなめらかなチョコレートと、爽やかなミントのバランスがよく、つい「もう一枚！」と手が伸びてしまいます。

材料

• アーモンド粉
  アーモンドを粉末状にしたもので、英語では “Almond flour” と表記されます。
  製菓コーナーなどで見かけるアーモンドプードルでも代用できます。
• オーツ粉
  オートミール（オーツ麦）を粉末状にしたものです。
  粉状のものが手に入らない場合は、オートミールをブレンダーやフードプロセッサーにかけて粉砕して下さい。
• ココアパウダー
  どんなタイプのものでもOKですが、砂糖など添加されていないものを用意して下さい。
• メープルシロップ
  クッキーの甘味付けと、生地をまとめるために加えます。
• ココナッツオイル
  クッキー生地と、チョココーティングの両方に使います。
  ミントの風味を邪魔しないように、無香タイプのものをお勧めします。
• ペパーミントオイル（ペパーミントエクストラクト）
  レシピに使用しているのは Zongle Theraperutics のオーガニックペパーミントオイルです。
  エッセンシャルオイルを使う場合は、口にしても安全なグレードのものかどうかを必ず確認して下さい。
  エッセンシャルオイルではなく、製菓用のペパーミントエクストラクトを使ってももちろんOKです。
  ペパーミントエクストラクトは、アメリカの場合だとスーパーや製菓材料を取り扱うお店で手に入ります。
  エッセンシャルオイルよりもエクストラクトの方がミントの風味が弱いので、お好みで入れる量を調節して下さい。
• バニラエクストラクト
  省いてもOKですが、より風味が良くなるのでお勧めです。
• チョコチップ
  乳製品不使用のもの。
  ミニサイズのチョコチップを用意しましたが、お好みのチョコを細かく刻んで使ってもOKです。

作り方

このページの最後に、分量付きの材料リストと作り方の手順を記載したレシピカードがあります。
印刷用のフォーマットもあるので、ぜひご活用ください！

クッキー

初めにクッキー生地を作ります。

ボウルに粉類（アーモンド粉、オーツ粉、ココアパウダー、天然塩）を入れて混ぜ合わせます。
ダマになっていて混ざりにくい場合はふるってください。（画像①＆②）

混ぜ合わせた粉類に、液体類（メープルシロップ、溶かしたココナッツオイル、ペパーミントオイル、バニラエクストラクト）を加えます。（画像③＆④）
よく混ぜ合わせたらひとまとめにして、扱いやすくするために冷蔵庫で少し休ませます。（画像⑤）

冷蔵庫から生地を取り出したら、クッキングシートで挟んで4〜5mm幅に伸ばします。
直径4〜5cmくらいのクッキー型で型抜きをして、天板の上に並べます。画像では、4.5cmのショットグラスで型抜きしています。（画像⑥＆⑦）
オーブンで焼いたら、ワイヤーラックなどの上に移して冷ましておきます。

チョココーティング

小鍋に3cmほど水を入れて火にかけます。小さい泡が沸く程度まで温まったら、火を弱めてください。
小さめのボウルにチョコチップとココナッツオイルを入れ、小鍋の上に乗せます。この時、ボウルがお湯に浸からないようにしてください。
鍋を極弱火にかけたままの状態で、チョコレートの2/3くらいが溶けるまで触らず温めます。（画像⑧＆⑨）

スパチュラなどで混ぜてみて、チョコレートがほとんど溶けていれば火から下ろしてペパーミントオイルを加えます。
チョコレートが滑らかになり全体が混ざったら、クッキーを一枚ずつチョコレートでコーティングしていきます。（画像10＆11）

余分なチョコレートを落としてから、クッキングシートの上でチョコレートが固まるまで冷まします。急いでいる場合は、冷蔵庫に入れて固めてもOKです。

レシピのポイント

クッキーの型抜きについて

小麦粉で作る型抜きクッキーに比べて柔らかいので、型抜きし辛いかもしれません。
伸ばした状態の生地を再度冷蔵庫で冷やすと、ココナッツオイルが固まるので型抜きしやすくなります。
型抜きが上手くいかない場合は、小さじ2程度分の生地を丸めたものをクッキングシートで挟み、手のひらやコップの底を使って押し広げてください。

湯煎のコツ

コーティング用のチョコレートを湯煎する際は、チョコレートの入ったボウルの底が直接お湯に触れないようにします。また、鍋のお湯は勢いよく沸騰させないように気をつけてください。
チョコレートをゆっくりと溶かし、必要以上に混ぜすぎないことで、滑らかに仕上げることができます。

レシピカード